ご相談前ご相談後
10000
300

ご依頼の背景

借金の状況 1000万円以上
借金の理由 投資資金
借入先 消費者金融など

ご依頼者は給与収入だけでは今後が心配ということで投資を行うことにしました。ご依頼者は100万円ほどの預貯金を使用し,まずは現物株の株式取引を行いました。ちょうど株式相場の環境がよく,ご依頼者は連続して利益を受けることができました。
そこで,ご依頼者はさらなる利益を目指し,借金をして投資資金を用意し,大きなレバレッジをきかせてFX取引(外国為替証拠金取引)を始めました。さらに現物株の株式取引ではなく信用取引での株式取引も始めました。
しかし,取引を始めて間もなく,相場は荒れ,ご依頼者が考えていた相場と逆方向に相場は進んでしまいました。
これにより,ご依頼者は大きなレバレッジをかけていたことから,より大きな損害を被り,証券会社からは追加の証拠金(追証)の入金を求められ,さらに借金をすることとなりました。
しかし,ご依頼者は最終的に必要な追証を用意できず,強制決済となり,多額の借金を負うことになってしまいました。
ご依頼者は給料から何とか少しずつ返済してきましたが,もはや返済の継続は困難となり,現在の借金をどうにかできないかと,当事務所に相談に来ることとなりました。

弁護士の見通し

ご依頼者の借金は1000万円以上であり,現在の金額の支払いを前提に分割払いをしていくことは極めて難しい状況でした。ただ,だからといって自己破産ではFXや株式取引での借金が「浪費」にあたるとして認められない可能性もありました。
しかし,ご依頼者には十分な支払い能力がなかったことから,自己破産により解決がどうしても必要な状況でした。
そこで,当職としてはFXや株式取引が浪費やギャンブルには当たらない,ないしは当たるとしても必要やむを得ない借金だった点を強調することで,自己破産による処理を目指すことにしました。

サポートの流れ

自己破産手続きでは,申立人の資産や収入,家族状況,生活状況などを詳細に記載した申立書を作成して,裁判所に申立てをしなければいけません。
その中で借金の理由も明らかにしていくことになりますが,この借金の経緯や事情をしっかり説明することが重要となります。さらにお金の流れや現在の支払能力もきちんと説明する必要があります。
当職としては,こうした事情をご依頼者から資料などをもとに詳細に聞き取り,それを裁判所にきちんと説明することを心掛け,サポートを行いました。

結果

その結果,時間はかかりましたが,裁判所に事情を納得してもらえ,破産管財人による調査を受けることもなく,そのまま破産手続きは終了し,免責決定(借金の免除決定)を受けることができました。
ご依頼者は1000万円以上もの借金をなくすことができ,とても喜んでいました。

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